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産業建設部 土木農政課 主任
産業建設部 土木農政課 主任
平成23年度採用
◆経歴
平成23年 4月 民生部 環境課
平成26年 4月 総務部 税務課
平成28年 4月 政策推進室 政策推進課
令和 2年 4月 産業建設部 土木農政課
(令和6年3月取材当時)
現在の仕事を教えてください
土木農政課の監理係として、主に道路や水路の管理に関する業務を担当しています。具体的には、道路や水路における占用許可に関する事務、道路や水路との土地境界に関する事務、その他当課で管理する施設の維持管理に関する業務などを担当しています。
仕事のやりがいを教えてください
◇快適な住環境の提供
約11㎢の小さな町においても道路や水路は、町内全域に張り巡らされており、限られた財源の中で、すべての箇所を適正に維持することはとても困難です。地域から改善要望をいただく中で、いかに効果的に整備・維持し、快適な住環境を提供するのかということが大きな使命感であり、やりがいです。
また、すべてのセクションでも共通することは、やはり、人の笑顔や喜ぶ姿を間近で見られることが何よりも仕事への活力になると感じています。どうすればより過ごしやすい環境になるのか、どのようなサービスがより便利なのか、役に立つ場所であり続けるかを追求し続けることが仕事へのモチベーションとなっています。
現在、携わっているプロジェクトや事業について教えてください
◇未来につなぐ「水郷の里」
平成31年に国土交通省の「かわまちづくり」支援制度に登録された「蟹江川かわまちづくり計画」を担当しています。蟹江町の中心部を縦断する「蟹江川」は、古くから人々の生活に大きく関わりがあり、船による物資の運搬や漁業も行われ、蟹江川を中心にまちが発展してきたといえます。かつては土の堤防でしたが、伊勢湾台風等の風水害の影響からコンクリート護岸に改修され、水質悪化もあり、人が川に入ることもなくなり、人と川との関わりも少なくなりました。
そこで「蟹江川かわまちづくり計画」では、人と川との関わりを取り戻すべく、愛知県、地元有識者、ボランティアなどと連携して、400年以上の歴史ある「須成祭」が残る須成地区を中心に、かつての石積護岸を再現する景観整備や川に親しむイベントを実施して「水郷の里」の再生を目指しています。
異動を経験して感じたことは何ですか
◇自分の成長が、組織の成長
入庁してから13年で4つの部署を経験してきました。すべて部の異なるいわゆる畑違いの部署異動でしたが、すべての部署での経験が今の業務に生きています。
現担当では、経験したすべてを生かして日々の業務に当たっています。
環境課で得た土地勘により、現場に急行し早急な対応が可能であり、境界確認や地籍調査業務では、登記簿の確認や戸籍調査も税務課での経験が役に立っています。人事異動は組織の新陳代謝であり、新たな視点で業務を見つめ直す機会となり、業務はブラッシュアップされ、サービスもレベルアップできると考えています。
自分が辞令を受けた時は、何を求められているのか、いかに能力を最大限発揮できるか考えています。もちろん、異動したては大変ですが、そこでしかない人との出会いや新しい仕事の面白さなど、公務員のジョブ・ローテーンションは自らのキャリアアップに大きく貢献するものと感じています。
蟹江町ならではの魅力は何ですか
◇人と人との縁をつくる「お節介」
古くから人が暮らしてきた地域であるため、歴史的史跡も多く、程よい田舎感から、ゆったりとした時間の流れを感じられる空気と居心地の良さが魅力だと思います。
大学で一度蟹江町を離れましたが、やはり生まれ育った蟹江の居心地の良さに就職とともに戻ってきました。
もう一つはその地域性を作る人です。幼いころから蟹江で地域活動に参加する中で、地域の方々の「お節介」をよく目にしてきました。要らぬ世話ではなく「ほんの少しのお節介」を焼くことが、ちょうどいい距離感で人と関わり合える蟹江の魅力だと思います。
加えて、名古屋へのアクセスの良さと、蟹江インターから鈴鹿山脈から北・南・中央アルプスどこへでも行きやすく、趣味の登山にも最高の立地です。
受験者へのメッセージ
町民の方や職員間の距離がとても近いと思います。町民の方から様々な要望を受けることも多いですが、自分が担当する仕事が直接町民の方の生活に影響するため、逆に、感謝などの反響も大きく、やりがいを感じられる仕事ができると思います。地域に根差して、町民に寄り添う行政マンになれるのは基礎自治体である「役に立つ場所=役場」の魅力であり、蟹江町は小さなまちゆえにその色が強いと思います。蟹江町が今以上により良いまちになるよう「蟹江町役場」で一緒に働きたい方をお待ちしています。