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更新日:2024年6月28日公開 印刷ページ表示

妊娠前の健康管理~プレコンセプションケア~

プレコンセプションケアとは

 プレコンセプションケアとは、日本語に訳すと「妊娠前の健康管理」という意味になります。
 将来、妊娠するか、しないかに関わらず、女性だけでなく若い世代の男女が未来のライフプランを考えて、より健康的な生活を意識することです。
 プレコンを実践すると、健康的な体作りができ、未来の自分へ健康な心とからだをプレゼントできるかもしれません。

なぜプレコンセプションケアが大切なのか

 妊娠・出産には適した時期があり、また、健康であることも大切です。
 若いうちから正しい知識を持ち、自分のライフプランに適した健康管理を意識することで、将来の健康を増進するとともに、望む人には妊娠・出産への適切な準備ができるようになります。

 ・プレコンノート<外部リンク>
  国立成育医療研究センターが作成しているセルフチェック用のノートです。

妊娠前から気を付けたい健康管理

 妊娠前から気を付けたい健康管理には、例えば以下のような項目があります。
 ご自分の生活習慣を見直してみましょう。​

プレコンチェックシート<外部リンク>
 国立成育医療研究センターが作成しているチェックシートがあります。「女性用」「男性用」とあります。それぞれでチェックしてみましょう。

体重

 適正な体重はどのくらいか知っていますか?​BMIを計算してみましょう。
 BMI=体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)で計算できます。
 18.5以上25未満が適正体重と言われています。
 やせの場合、生理不順により妊娠しにくくなったり、低出生体重児を出産する割合が多くなったりするリスクがあり、肥満の場合、早産や高血圧等のリスクがあります。

食事

 1日3食が基本であり、できるだけバランスよく主食・主菜・副菜を取りましょう。
 妊娠前から、食生活を改善することは、妊娠しやすい体をつくるだけではなく、生まれてくる赤ちゃんの健康にもつながります。
 また、若い女性に多い貧血は、妊娠後に早産のリスクを高めます。
​ ※朝食を抜かない
  朝食を抜くと疲れやすくなり、集中力・記憶力が低下し、かえって太りやすくなります。
 時間がなくても、何か食べれるようにしましょう。

睡眠

 質のよい十分な睡眠は、ホルモンバランスを整えます。また、日中の疲労を回復させるためにも睡眠はとても重要です。
 一般的に、個人差はありますが、1日の睡眠時間は6~8時間が理想的だといわれています。
 妊娠前から、生活リズムを整えて、疲労をためないようにしましょう。

喫煙

 妊娠中の喫煙は、早産や低出生体重児などのリスクが高くなります。妊婦自身だけではなく、周囲の人も含めて、妊婦の近くで喫煙することはやめましょう。
 喫煙は肺がんや肺炎、脳卒中や心筋梗塞、生活習慣病など多くの病気にも悪影響を及ぼすと言われ、健康にとって良いことはありません。
 まだ妊娠を考えていない人も含め、妊娠する前から禁煙に取組みましょう。

飲酒

 妊娠している女性の飲酒は、流産、早産、胎児性アルコール症候群などの危険性が高まります。
 全妊娠期間を通して、飲酒は控えましょう。アルコールは母乳に移行することから、授乳中もお酒は控えましょう。
 まだ妊娠を考えていない人も、飲み過ぎは心身共に悪影響を及ぼします。適度な飲酒を心がけましょう。

ストレス

 過度なストレスは、ホルモンバランスの乱れや生理不順など妊娠しにくくなる可能性があります。
 また、妊娠に関わらず、過度なストレスは心身に悪影響を及ぼし不安や抑うつの原因にもなります。自分なりの解消方法を見つけるよう心がけましょう。

感染症

 妊娠中に初めて感染すると、おなかの赤ちゃんに影響を与える感染症もあります。ワクチン接種で予防できるものは、接種を検討しましょう。また、性行為による感染症は、不妊の原因になるものもあります。
 クラミジア感染症は、卵管が閉塞・癒着することがあり、不妊の原因になることが知られています。
 予防には、性的接触時にコンドームを必ず使用することが必要です。
 ・風しんワクチン助成
 ・子宮頸がんワクチン予防接種

関連情報

スマート保健相談室<外部リンク>(こども家庭庁ホームページ)

 性や妊娠、性被害、性感染症など様々な相談窓口です。
 からだや性・に妊娠など健康についてのQ&Aも掲載されてます。

国立成育医療研究センター「プレコンセプションケアセンター」<外部リンク>