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更新日:2023年12月28日公開 印刷ページ表示

食品ロスについて

食品ロスとは

食品ロスとは、まだ食べられるのにも関わらず捨てられてしまう食べ物のことです。 食品ロスは家庭や食品関連事業者(レストラン、スーパー)など、食に関連する様々な場所で発生しています。

日本では、2021年度に約523万トンの食品ロスが発生したと推計されています。これは、国民1人あたりに換算すると1日約114g(茶碗1杯のご飯の量に相当)の食品を無駄に捨てていることになります。

その削減に向けて皆さん一人ひとりが消費者、事業者の立場として食品ロスの削減に向けての取り組みが必要とされています。

     消費者の皆さまへ

     事業者の皆さまへ

消費者の皆さまへ

家庭で発生する食品ロスは、大きく3つに分類されます。

  • 直接廃棄 消費期限切れなどにより、手つかずのまま廃棄されたもの
  • 過剰除去 野菜の皮の厚剥きなど、食べられる部分まで過剰に除去して廃棄されたもの
  • 食べ残し 食卓に出されたが、食べきれずに廃棄されたもの

2019年度に実施した調査によると、県内の家庭系食品ロス量は約21.5万トン、種類毎の食品ロス量は、

  • 直接廃棄 約11.1万トン
  • 過剰除去 約 2.3万トン
  • 食べ残し 約 8.1万トン

と推計され、県民1人あたりに換算すると、毎日約78g(食パン約1枚)の食品ロスをだしていることになります。

これらを削減するために、私たちは次のようなことに気を付けなければなりません。

買い物するにあたって ~買いすぎは食品ロスの出発点です。必要なものを買うようにしましょう。~

  1. 事前に冷蔵庫などをチェック
  2. 食品購入は必要なときに必要な量だけ
  3. 手前に陳列されている食品をチョイス
  4. ローリングストックの実践
  5. 賞味期限と消費期限の違いを理解する
賞味期限と消費期限の概要
賞味期限

おいしく食べられる期限 この期限が過ぎても、
すぐに食べられなくなるわけではありません。
見た目や臭いで個別に判断してください。

消費期限

食べても安全な期限。
この期限が過ぎたものは食べない方が安全です。

※いずれの期限も、開封していない状態で、表示されている保存方法で保存した場合の期限です。

調理するにあたって ~生産者や食材に感謝の気持ちをもって上手に調理し、残さずいただきましょう。~

  1. 残っている食材から使う
  2. 野菜や果物の皮も調理の仕方で食材に
  3. 食材を上手に食べきる​

その他には ~外食でも食品ロス削減に配慮しましょう。また、フードドライブなどを積極的に活用しましょう。~

  • 外食でできる取り組み

食べられないものをあらかじめお店に伝えたり、小盛メニューを選んだりするなど、食べきれるだけの量を注文しましょう。 料理が残ってしまったら、持ち帰ることができるかお店の人に確認しましょう。

また、年末年始などの会食が増える時期は「3010(さんまるいちまる)運動」を実施していきましょう。


     3010運動推進キャンペーンへの協力について

 

  • フードドライブ

フードドライブとは、家庭で余っている食品を持ち寄っていただき、集まった食品を生活に困っている方や福祉施設などの食品を必要としている方のもとに届ける活動のことです。

 

  • あいちエコアクション・ポイント

 食品ロス削減を含めた環境配慮行動に対して、あいちエコアクション・ポイントと言う愛知県独のポイントを発行し、集めることにより商品が当たる抽選も行っています。詳しくは下記のサイトをご参照ください。

     あいちエコアクションポイントの詳細について<外部リンク>

事業者の皆さまへ

食品ロスの原因として、業界全体の商習慣※があります。
また、食品小売業では品切れを恐れた多量の発注や、外食産業では消費者の食べ残しが主な原因となっています。

※商習慣とは

  • 食品小売業において賞味期限の3分の1を超えたものを入荷しない(いわゆる「3分の1ルール」)、3分の2を超えたものを販売しない。
  • 先に入荷したものより前の賞味期限のものは入荷しない
食品ロスを削減するためにできること
事業共通 商習慣の見直し(返品・過剰在庫削減)、余剰食品のフードバンク寄付、需要予測精度向上
  製造業 賞味期限延長・年月表示化、過剰生産の防止
卸・小売業 売り切り、配送時の汚破損削減、小容量販売、バラ売り
外食産業 調理ロス削減、食べきり運動の呼びかけ、提供サイズの調整、ドギーバッグ等での持ち帰りへの協力

商習慣見直し

農林水産省や食品関係事業者により、賞味期限の年月表示化の取組、納品期限の緩和(いわゆる「3分の1ルール」の見直し)などの商慣習の見直しが行われています。

フードバンクの活用

フードバンクとは、食品事業者の製造工程で発生する規格外品などを引き取り、福祉施設などへ無料で提供する団体・活動のことです。

需要予測の精度を高める

気象データを活用した需要予測を業界で共有することにより、食品ロスの削減に貢献することができます。

食べきりの推奨・持ち帰りへの協力

小盛りや小分けのメニューを採用する、また来店客が食べ残した場合に、ドギーバッグなどで持ち帰ってもらうなどの取組が食品ロス削減につながります。

3010(さんまるいちまる)運動の周知・啓発

宴会などを行う飲食店様におかれましては、下記添付チラシをご活用(店内掲示など)いただき、3010運動の周知・啓発にご協力くださいますようお願いいたします。

     3010運動推進キャンペーンへの協力について

あいち食品ロス削減パートナーシップ制度

愛知県では、「あいち食品ロス削減パートナーシップ制度」を創設し、登録企業・団体等の募集を行っています。

本制度は、食品ロス削減に取り組む企業・団体等を「あいち食品ロス削減パートナー」として登録することにより、企業・団体等における食品ロス削減の取組を促進するとともに、その取組を広く周知することで、県民の食品ロス削減に向けた意義の啓発・高揚を図ることを目的としています。
詳しくは下記リンクをご参照ください。

     あいち食品ロス削減パートナーシップ制度募集要領等<外部リンク>

     あいち食品ロス削減パートナー紹介<外部リンク>