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セアカゴケグモにご注意ください
現在、蟹江町を含む日本の各地で、毒を持つクモである、セアカゴケグモが発見されています、
もし見つけた場合は、慌てず、冷静な対処をしてください。
セアカゴケグモについて
形態
・雌
体長(脚を含まない)が約1cm、脚が長く、腹部が球形で大きい。光沢のある黒色または暗褐色を基調とし、腹部の背面に赤色の”砂時計”様、または”鼓(つづみ)”様の模様がある。
・雄
体長が約3~5mm、腹部は白色を基調として2本の黒い縦じまがある。
生態
熱帯地方を中心に分布しており、毒を持つ。
沖縄県以外の日本では発見されていなかったが、平成7年に大阪府内で初めて発見され、その後、日本各地で見つかっている。なお、愛知県では、平成17年8月に初めて発見された。
生息場所
・日当たりがよく暖かい場所
・昆虫などのエサが豊富な場所
・適当な隙間がある場所(巣を作るため)
例えば、
・側溝の内部や、グレーチングのすき間
・フェンスの基部
・花壇のブロックの内部
・墓石のすき間
・自動販売機やエアコン室外機などの機器と壁とのすき間 等
習性
基本的におとなしく、攻撃ではないが、素手で触ったり、捕まえようとするとかまれる事がある。
また、脅かされると死んだふりをして動かなくなることがある。
かまれた場合の症状等
かまれた時は、針で刺されたような痛みを感じ、その後、かまれた場所が腫れたり、熱く感じたりする。
症状のピークは3~4時間で、数時間から数日で回復するが、時に脱力感、筋肉痛、頭痛などの全身症状が現れることがあるので、病院で治療が必要である。
かまれないための注意等
・見つけても、素手で触ったり、捕まえようとしないこと。
・屋外での作業は、軍手などの手袋をして行うこと。
・クモの生息しそうな場所はこまめに清掃するなど、クモが住みにくい環境を作ること。
・市販の家庭用殺虫剤を直接噴射したり、靴で踏みつぶすことで駆除ができます。