緊急事態宣言の解除に伴う対応とワクチン接種に関するお知らせ（町長メッセージ）

　蟹江町長の横江淳一です。

　町民、事業者の皆様におかれましては、年明けに発令されました緊急事態宣言下における新型コロナウイルスの感染防止対策にご協力いただき誠にありがとうございます。

　皆様のご協力のお陰をもちまして、本日から、愛知県は国の緊急事態宣言の対象地域から外れることとなりました。

　一方で、医療現場での負担は依然として重く、感染の再拡大を防止する必要がありますことから、県では引き続き２週間の感染防止措置が講じられることとなりました。

　蟹江町におきましても、新規感染者は減少傾向にあり、少しずつ改善の兆しが見えてきておりますが、まだまだ厳しい状況にあると認識しております。

　こうした状況を踏まえまして、本日は、緊急事態宣言の解除に伴う町の対応と、国内でも開始されましたワクチン接種に関する検討状況をお知らせさせていただきます。

　はじめに緊急事態宣言の解除に伴う対応でありますが、閉館しておりました公共施設につきましては、宣言の解除を受けまして、３月４日木曜日から再開することといたしました。

　一方で、これを機に感染者が再び増加に転じることのないよう、当面は利用者数の上限など、一定の制限をかけさせていただきます。

　これからの季節は、お花見や歓送迎会、卒業式、入学式など人の動きが活発化する時期でもありますが、皆様方におかれましても、大人数での会食は控えるなど、引き続きの感染防止対策の徹底をお願いします。

　続きまして、新型コロナウイルスワクチン接種に関する蟹江町の検討状況につきましてお知らせをさせていただきます。

　ワクチン接種につきましては、日々情報が更新されている状況ではございますが、蟹江町におきましても国の方針に基づき、65歳以上の高齢者の方を優先として接種を実施してまいります。

　また、接種方法につきましては、保健センターにおける集団接種を軸として実施してまいります。これは超低温下での管理を要するワクチンの取扱いの難しさや、万が一に重篤な副反応が生じた際に迅速かつ安全に対応ができる体制の確保の観点から、蟹江町の医師の方々と十分にご相談させていただいたことを踏まえたものであります。なお、今後のワクチンの供給量次第では町内のクリニック等における個別接種も検討してまいります。

　接種の開始時期といたしましては、おそらく４月の下旬からゴールデンウィーク明け頃になり、当初は限られた人数での接種となるのではないかと見込んでおります。

　町といたしましては、希望する町民の皆様に可能な限り円滑に接種していただくために、予約を受け付けるコールセンターの設置や臨時駐車場の整備、バスやタクシーといった交通手段の手配など、鋭意準備を進めているところであります。

　併せて、今後は高齢者の方から順に接種券を郵送させていただくとともに、ワクチン接種に関する情報を適宜お知らせしてまいります。

　私も、ワクチンの供給状況を見ながら積極的に接種を受けたいと考えております。町民の皆様におかれましても、前向きな接種のご検討を何卒よろしくお願いします。

　以上をもちまして、私からのお知らせとさせていただきます。

令和３年３月１日
蟹江町長　横江淳一